幸せを呼ぶドングリの木|通りすがりさんからの投稿都市伝説


この修験者は忍者だったという説もある。
娘は修験者を助け、手厚く看護した。
後に二人は結ばれ、湖畔に住み着いた。
満月の明るい夜、二人は小舟で幸之池に浮かび、女は美しい声で歌ったそうな。
楽しい日々は長く続かず、修験者はある時「必ず帰って来る」と言い残し、旅立ってしまった。

この時、修験者は知らなかったが、女は身籠っていた。
身籠った子供は流産し、母子共々息絶えた。
一年後に修験者は帰って来たが、愛する女性の姿が見当たらず、湖畔に墓を見つけて嘆き悲しんだ。
修験者は罪の意識から、今後この土地に永遠の幸せをもたらすことを誓い、自らの法力の全てを使って果てた。
村人は湖畔に修験者の墓を作り、修験者の約束に因んでこの湖を幸之池と呼ぶようになった。

修験者の墓と流産で亡くなった女の墓からそれぞれドングリの木が生え、池に向かって右側を父方の木、左側を母方の木と呼ぶようになった。以降、日野町は蒲生氏郷の良政で町が発展し、現在も滋賀県は東京に次ぐ高所得を誇り、収入に対して物価が安いため若者でも家を持ち、日本で最も暮らし易い安定した生活水準を維持する地域となった。

琵琶湖の水源により日本一良質な水が常に確保され、地震や自然災害が日本一少ない。住民は親切で経済は豊か、永遠に幸せであり続ける約束により、さながら日本のユートピアの如き様相を呈している。


事実、福島の原発事故の際も、日野町は鈴鹿の山に守られ、奇跡的に被曝の影響を免れた数少ない土地の一つである。幸之池周辺で運良く階段を見つけ、降りた所に生えている母方のドングリの木に触れた人には、後の人生に幸運が訪れると言う。

また、この場所は縁結びの湖畔として別口の都市伝説があり、満月の夜、池に映る月を眺めながら愛を囁くと必ず結ばれると言われる。その際、階段を降りる時に必ず手を繋ぐ事とされている。男性が女性を抱き上げて降りると尚良いとされる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です