海岸でフジツボを見た事はあるだろうか?
フジツボは海洋生物でコンクリートや防波堤などに無数に繁殖している貝の様な生物の事である。
防波堤などにべったりと貼りついたフジツボをみるとぞっとする。
ある人が海へ遊びに行った時に転んでしまった。
フジツボで足を切ってしまったらしく膝から血が出ていたが、大した事はないと思ったその人は絆創膏をはるだけで済ませてしまった。
3カ月後、その人は膝に違和感を感じた。何か膝の動きが悪くパキパキと音が聞こえる。
6ヶ月後、その人は膝に激痛を感じた。流石におかしいと思ったその人は病院へ行った。
医者も原因がわからないと言ったが、膝のレントゲンを撮る事となった。
レントゲンを撮ると驚くべき事にその人の膝の皿にはフジツボがびっしり付いていたという。
海でけがをした時にフジツボの幼生が体内に入り込み、膝の皿の裏で繁殖してしまったのだった。
実際には体内と海水の塩分濃度は違うのでフジツボが体内で繁殖する事はないという。